心の叫びをブログにしてみた。

オタク喪女が日常や趣味について感じたことを自由気ままに書いています。

旬ジャンル離れしたオタクの話

突然ですが、 私はアニメオタクです。

 

オタク歴10年の中で、さまざまな作品に出会い、ハマってきました。その中で私は一時期、オタクの中で特に人気のある作品、いわゆる「旬ジャンル」が好きでした。旬ジャンルに片っ端から手を出し、気づけば沼の中にいる…そんなオタクライフを過ごしていました。

 

しかし、ある時を境に旬ジャンルを離れるようになりました。あんなに旬ジャンルが好きだったのにどうして変わってしまったのだろうか。その経緯を振り返っていきたいと思います。

 

私が初めて旬ジャンルにハマったのは6年前くらいだったと思います。

当時旬ジャンルだったアニメをたまたま友人と見て、その世界観・キャラクターに魅了されドハマりしていました。最高にかっこいい推しに出会ったこともハマり具合に拍車をかけていたように思います。私の旬ジャンルへの入り方は旬だから手を出した、というより手を出したものがたまたま旬だったという感じです。

 

そのアニメは放送当時とても人気があったので豊富なグッズ展開、イベント開催、企業コラボなど公式から怒涛の勢いで供給がありました。さらにTwitterやPixivを開けば二次創作で溢れておりまさに旬ジャンルそのものでした。

私はとにかくそのアニメにハマっていたので、グッズが出れば購入し、イベントが開催されれば友人と一緒に足を運びました。

 

当時を振り返ってみると、公式からの供給があまりにも多かったので、追いかけるのが大変でしたし、金銭的に余裕も無かったので正直しんどいと思うこともありました。

しかし、それ以上に大好きなアニメだから応援したい気持ちが大きかったので、グッズにしろイベントにしろどんな形でもそのアニメに触れている時間が楽しく充実感がありました。お金を使うことも痛い出費だと思いませんし、そのアニメにお金を使うためにアルバイトも頑張れました。

 こうして私は、「旬ジャンルにいることで楽しく充実した時間を過ごせる」と思ったのです。

 

そのアニメは放送終了と同時に公式の供給が減り、界隈の過疎化が一気に進んでしまったので私も冷めてしまいましたが(ものすごく飽き性なんです…)、

旬ジャンルで過ごした楽しい時間が忘れられなかった私は、別の旬ジャンルを転々とするようになりました。主に女性向けのソシャゲに手を出していました。

 

当時は、今女性向けソシャゲ界隈の中で主流になっているものたちが一気にリリースされた年でした。そのほとんどを私はプレイしていました。

特に好きになったものは課金をしてガチャを引いたりイベントを走っていました。しかし、これが段々と苦痛になっていくのです。

 

最初は楽しくプレイしていたのですが、推しのイベント・ガチャが来るたびに「必ず手に入れなければならない」と義務感が強くなっていきました。手に入れられなかったときは何のために頑張ったんだろうと虚無感でいっぱいで、とにかくつらかったです。

そんなことが周期的にあるので、疲れてきてしまいました。

 

今までは好きなものに時間やお金をかけることに対して惜しい気持ちはなかったのですが、費やした時間やお金が勿体無かったと思いました。それと同時に「楽しい」という気持ちより、「つらい」気持ちが大きくなっていったのです。

 

そして、複数やっていた旬ジャンルのソシャゲは段々とログインする頻度が減り、最終的にすべてやらなくなりました。大好きだった二次創作もぱったりと見なくなりました。なかなか離れられないんじゃないかと思いきや意外とあっさりやめることができました。

ハマっているものに対して、心から楽しめなく無くなってしまったりお金を使うことに対して義務感が芽生えた時点で終わりなのかなと思います。

 

旬ジャンルのソシャゲたちが悪いというわけでは決してありません。ただ、私がついていく気力がなくなってしまっただけなのです。

以上が旬ジャンル離れした経緯でした。

 

それからは、旬ジャンルに手をだすことはほぼなく、過疎ジャンルにいることが多くなりました。旬ジャンルにいたときよりも、界隈の賑わいのなさに寂しさはありますが、自分のペースで楽しめますし、居心地がいいです。

 

過疎ジャンルにいて思ったことなのですが、同士を見つけたときの嬉しさは、まるでゴミ捨て場からお宝を見つけたときのようです。この例えはどうかと思いますが、この気持ちはきっと旬ジャンルにいたら分からなかったことでしょう。

後は、年を取ってから段々流行を追いかける気力が湧かなくなってしまいました。ほんの数年前旬ジャンルを追いかけられていたのは、若さゆえだったのかもしれませんね…(遠い目)

 

昔いた旬ジャンルのことがTwitterで話題になっていると、つい見てしまいます。その時は、当時のつらかったことよりも、楽しかったことや大好きだった推しのことを思い出してちょっと懐かしくなります。公式ツイートを見て、私はもう卒業してしまったけれど、いつまでも応援していますという気持ちでそっと「いいね」を押して去ります。

 

旬ジャンルに手を出すことは「ほぼない」と書いていることはまだハマってるの?と思われた方。実は現在、友達に紹介されて始めた旬ジャンルのソシャゲを1個だけやっています。

いやここまで書いておいてまだ旬ジャンルにいるんかーい!!と盛大にツッコまれそうですね。

しかし、私は周りの人達のようにハマれていません。人気の理由は分からなくもないのですが、どうも惹かれないんですよね…。前述したソシャゲ疲れを経験したせいでやる気が起きないのと沼落ちするのが怖いう気持ちがあるせいかもしれません。

友達との話題作りの為と、ストーリーの続きが気になるのでもう少し続けてみようと思います。

 

長々と書いてしまいましたが、これからもゆる~くオタクライフを満喫していきたいです。