心の叫びをブログにしてみた。

オタク喪女が日常や趣味について感じたことを自由気ままに書いています。

忘れられない恋の思い出(前編)

私はふと昔好きだった人のことを思い出すことがあります。

 

思い出すのは小学校6年生~中学生のときにかけて好きだった男の子のことです。

もう10年近く前のことなのですが、本気で人を好きになったのは彼が初めてだったので、今でもとても印象に残っています。今日はそんな「忘れられない恋」の思い出を書きます。

 

私が好きだった彼(以下Kくん)はどんな人だったかといいますと、

クラスの中心にいる、明るくてスポーツ万能ないるわゆる「陽キャ」でした。彼の周りには自然と人が集まり親しまれていました。一方で、当時の私はクラスの隅っこにいる目立たない「陰キャ」でした。

 

Kくんと私は真逆のタイプなので、同じクラスにいても関わることはありませんでしたが、席替えで隣同士になったことがきっかけで距離が縮まりました。

 

最初はお互い見向きもしない関係でした。

ある日、当時いじられキャラだった私が友達からいじられているところをたまたまKくんが見ていました。それから、友達に便乗する形でKくんも私をいじるようになりました。

 

友達が私をいじることは許せるのですが、K君に関しては「その服ダサい似合わない」とか普通に言ってくるのが本当にむかついたので正直うざいと思っていました。私はうるせーーー!とひたすら返していました。笑

 

散々うざがっていたKくんですが、あるときを境に彼を見直すようになります。

 

それは、「自由給食」というイベントでした。

普段は席の前後の人と給食を食べるのですが、好きな人と一緒に食べていいというイベントです。

そのイベントがあった時期、私は友達との人間関係が上手くいかず、一人ぼっちになっていました。他のグループに入ることもできなかったので完全に孤立状態です。

ぼっちの私にとってこれほど苦痛なイベントはありません。クラスの皆が続々とグループを作って席に座る中、私はぽつんと教室の隅で固まっていました。

 

そんな時、「一緒に食べる?」と声をかけられました。声の主はKくんでした。驚き、安堵、Kくんの優しさが嬉しくて涙が出そうになりました。

そして、Kくんと彼の友達と一緒に給食を食べました。彼らは陽キャ男子集団なので、その中に一人ぼっちの陰キャ女子がいるのはかなり浮いていたと思います…。

 

その後も相変わらずぼっちだった私に、Kくんは声をかけてくれました。その大半はいじりでしたが、楽器の練習をしているときに「頑張れよ」と励ましてくれたり、年賀状をくれることもありました。年賀状は嬉しすぎて今でも大切に保管しています。笑

そんなこともあって、私はKくんの優しさにだんだん惹かれていき、そして好きになっていました。

 

友達とうまくいっていないことは、誰にも相談せず一人でずっと抱えこんでいました。それが本当につらくて、小学校に行くのも嫌でしたが、行けばKくんに会えると考えれば耐えられました。

私にとってのKくんは好きな人でもあり、救いでもあったのです。

 

話はまだまだ続くのですが長くなりそうなので今回はここまでにします。